40代独身女性の老後準備ガイド~お金編~

40代独身女性の老後準備ガイド~お金編~ 老後

40代独身女性のみなさん、老後資金の準備に不安を感じていませんか?物価が上がる中で、「このまま物価高が続けば老後はどうなるの?」と心配になることもあるでしょう。さらに、将来の医療費や介護費用が加われば、どこから手を付ければ良いか迷ってしまいますよね。

でも幸いなことにまだ40代!早めに準備を始めることで安心して老後を迎えるための基盤を築くことができます。この記事では、40代独身女性が知っておくべき老後資金についてやさしく解説します。

特に、以下の3つの内容をお伝えしますので、ぜひチェックしてください。

  1. 早期準備で得られる安心
  2. 自分に合った計画の立て方
  3. 賢い資産運用と専門家の活用

保険やローンを扱う金融会社での知識を活かし情報をお届けします。この記事を読んだあと、漠然とした不安から前向きな気持ちに変化していると思います。

40代独身女性が知っておくべき老後資金の準備

40代独身女性が早めに準備するメリット

老後資金の準備は、若いうちに始めるほど余裕を持てます。特に40代は定年まで約20年。残りの時間を有効に使えば、安心した老後を迎えやすくなります。

早めに準備を始める最大のメリットは、「時間的余裕」があること。投資においては長期的に積み立てることで利息や運用益が得られ、少ない元手でも資産を増やせます。毎月少額を積み立てるだけでも、30年後には元金が何倍にもなる可能性があります。

また貯金においても早めに準備しておくことにこしたことはないです。独身女性であれば収入の3割は先取り貯金をして残りの金額で生活できるとベストといえるでしょう。

少子高齢化がわかっているいま、年金額の減少や医療・介護費用の増加が予想されています。1日でも早く行動して資産形成を始めることが大切ですね。

知っておくべき老後に必要な生活費と収入

独身女性の老後生活費の目安

突然ですがあなたは何にいくらお金がかかっているか把握していますか?恥ずかしながら私は30代後半ごろまで把握できていないタイプの人間でした。。貯金はできていたのであまり意識していなかったのですが、支出を把握するようになってから無駄な買い物が減りその分投資に回すなどできるようになりました。

老後の生活に必要な金額を算出するときにも、まず自分がどのくらいの生活費を毎月使っているかを把握しましょう。厚生労働省の調査によると、平均的な老後の生活費は月額約20万円程度とされていますが、生活スタイルや地域によって変動します。

老後の支出項目としては以下が考えられます

  • 住居費:家賃や管理費
  • 食費:毎日の食費
  • 交通費:移動にかかる費用
  • 保険料:健康保険や介護保険の費用
  • 医療費:病院や薬代
  • 交際費:趣味や旅行などの費用
  • その他:予期せぬ支出や生活の質を向上させるための費用

毎月何にいくらお金がかかっているか書き出してみましょう。

仮に月額20万円だった場合、年間の支出額は240万円となりますね。これに加えて将来は医療費や介護費用が増えることを考慮する必要があります。また物価の上昇や予期しない支出を見越して、少し多めに準備しておくと安心です。

独身女性の将来受け取れる年金額の確認

老後資金の大きな柱となる年金。年金額は支払った保険料と年数に基づいて計算されます。まずは年金額を正確に把握しましょう。

国民年金と厚生年金の違い

年金は主に「国民年金」と「厚生年金」の2つに分かれています。受け取る年金額はどちらの制度に加入していたかによって異なります。

  • 国民年金自営業者やフリーランスなど、会社に勤めていない人が加入する年金。国民年金の保険料は定額で基礎年金として全員に支給されます。2025年度には満額で月額65,000円程度が支給される予定です。
  • 厚生年金会社に勤務している人が加入する年金。給与に応じた保険料が引かれ、納付額が高いほど受け取る年金額も増えます。厚生年金の額は、収入や加入年数によって異なりますが、一般的に国民年金よりも高額です。

自分の加入している年金が厚生年金の場合は受け取れる金額が高いですが、予期せぬ支出のために準備が必要ですね。国民年金の場合は受け取れる金額が少ないため、今からしっかり将来のために貯蓄をする必要があります。

年金額の確認方法

年金ネット:日本年金機構が提供する「年金ネット」では年金見込額試算を使いさまざまな条件を設定することで、将来受け取る老齢年金の見込額を試算できます。

ねんきん定期便:毎年送付される「ねんきん定期便」では、これまでの年金記録と将来の年金額が記載されています。20歳から60歳までの加入期間がわかるため、自己の年金額を概算で知ることができます。

自分に合った老後資金の準備計画を立てよう

老後資金を準備するためには、自分に合った計画を立てることが大切。先ほどもお伝えしたとおり、自分がどれくらいの金額を老後に必要とするかを見積もり、そのために必要な金額を計算しましょう。

目標額を設定したら、それを実現するために毎月の貯金額や資産運用の計画を立てます。積立型の投資信託や定期預金、積立型の保険などリスクを分散させながら長期的に資産を増やしていく方法も有効です。

また、定期的に家計を見直し、無駄な支出を削減して貯金を増やす努力も欠かせません。今から少しずつ計画的に準備を始めることで、安心した老後を迎えるための基盤を作りましょう。

自分で将来のシミュレーションを立てられない場合は?

自分の支出や将来受け取れる年金額はわかってきたけど、投資のことや毎月いくら貯金すればいいかなどは専門家に相談したい!というかたもいるのでは?

私も30代後半に自分で資金準備をしていないことが不安になりFPに相談をしたことがあります。その相談をきっかけに投資信託やiDeco、NISAも始めたのでいまでは給与の一定額を投資に回して生活しています。

私が相談先を選定する上で意識したのが中立性です。実はライフプラン相談はカード会社や銀行などの金融機関で実施しています。無料で受けられるものもたくさんありますよね。

無料が悪いのではないですが、そういったライフプラン相談では銀行・証券会社・保険会社・保険代理店やその提携会社が実施している場合が多く、自分に合ったものではなく自社商品を勧められるケースもあります。

保険や投資商材を知識がない方が判断するのはとても難しいです。中立的な立場の相談先を選ぶようにしましょう。

まとめ

老後資金の準備は早く始めることで安心した老後に近づきます。ここでお伝えしたポイントを振り返りましょう。

  • 早期準備で「時間的余裕」を確保し、資産を増やそう
  • 支出を把握し「計画的な貯金」や「資産運用」を
  • 「中立的な専門家への相談」で将来への資産計画を立てよう

今から少しずつでも準備を始め、安心した老後に備えましょう。

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